ベタ・ゆうくんの療養記録|食欲が戻るまでの19日間

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赤いギャラクシー模様がきらきら光る、わが家のプラカットベタ「ゆうくん」。8月13日、いつもならこちらを見てくれるゆうくんが、水槽の底でじっとしていました。

そこからの19日間は、よくなったと思えば心配が戻り、食べられた翌日にまた元気が落ちる——そんな、まっすぐではない回復の時間でした。

この記事では、2026年8月13日から9月1日までのゆうくんの様子と、食べた餌の粒数を振り返ります。食欲だけでなく、泳ぎ方、目やヒレ、排泄の変化を一緒に記録すると、前の日との違いを整理しやすくなりました。

これは一匹のベタの療養記録です。薬浴の日数や中断の方法を勧める記事ではありません。同じ経過になるとは限らず、この記録だけでは回復の原因も特定できません。薬を使う際は製品の説明を確認し、判断に迷う場合は魚を診られる専門家に相談してください。

泡巣へ向かって泳ぐ赤いギャラクシープラカットベタのゆうくんの水彩画
ゆうくんを描いた水彩イラストです。実際の症状や経過を撮影した写真ではありません。

食欲と様子の変化を一覧で振り返る

下表は、この記録に残した日の抜粋です。空白の日を「食べなかった日」とは扱っていません。また、餌の粒数はゆうくんの観察値であり、ほかのベタへの給餌量の目安ではありません。

日付(2026年) 食べた量・様子 記録した出来事
8月13日 水槽の底でじっとしていた 別の水槽へ移動。その後、動きと泡巣を確認
8月14日 水槽から飛び出した 音に気づき、約30秒で水槽へ戻した
8月18日 ヒレの傷み、食欲低下 グリーンFゴールド顆粒で薬浴を開始
8月20日 ― 何日ぶりかの摂食。自分から近づき、声をかけると食べた
8月21日 3粒 食べた量を記録
8月23日 2粒 この日は控えめに与えた
8月24日 4粒、排泄あり 目の白濁とヒレに改善が見られた
8月26日 4粒 まだ欲しそうな様子
8月28日 1粒、元気が落ちた 飼い主の判断で薬浴をいったん中断
8月29日・30日 それぞれ4粒 食欲の変化を継続して観察
9月1日 朝は食べず、帰宅後に5粒。排泄あり 声に反応して餌を待つ場所へ泳いだ

8月13日|底でじっとしていたゆうくん

最初の異変は8月13日でした。ゆうくんは水槽の底でじっとして、いつもの元気がありません。

水槽の環境を見直し、別の水槽へ引っ越してもらいました。すると少しずつ動きが戻り、やがて水面に泡巣を作りました。泡巣は必ずしも健康の証明ではありませんが、そのときの私には「まだ力があるよ」と伝えてくれているように見えました。

8月14日|「バシャトン!」7年で初めての飛び出し

翌日、予定を変更して家に戻っていたときです。「バシャトン!」という、聞き慣れない音がしました。

水槽を見ると、ゆうくんがいません。飛び出していたのです。ベタを7年飼ってきて、初めてのことでした。幸い音に気づき、約30秒で水槽へ戻すことができました。

偶然家にいたこと、音が聞こえたこと、すぐ見つけられたこと。いくつもの偶然が重なりました。体調が気になる時期に飛び出しも重なりました。改めて、水槽のふたや隙間を見直しました。

8月18日|ヒレがボロボロ、餌も食べない

飛び出しから数日後、ヒレがボロボロになり、食欲も落ちました。8月18日から、グリーンFゴールド顆粒で薬浴を始めました。

薬浴は魚の状態、水量、製品によって使い方が異なります。ここに書くのは、ゆうくん一匹の経過です。自己判断で同じ日数をまねせず、必ず製品の説明を確認し、不安なときは魚を診られる専門家や販売店へ相談してください。

「何粒食べたか」を毎日記録した

  • 8月20日:——何日ぶりかのごはん。自分から近づき、声をかけると食べました。
    (この日の粒数は記録できていませんでした)
  • 8月21日:3粒
  • 8月23日:2粒——食べられそうでも、あえて控えめにしました。
  • 8月24日:4粒+💩——排泄が戻り、食べたものを消化できている様子。白く濁っていた片目とヒレも回復してきました。
  • 8月26日:4粒——もっと欲しそうでしたが、腹八分目で終えました。

「少しだけ」と思うかもしれません。でも、食べられない日が続いたあとでは、その一口が大きな一歩です。食べた数だけでなく、自分から近づいたか、声に反応したか、泳ぎ方や排泄はどうか。数字と一緒に様子を残すことで、小さな変化が見えやすくなりました。

薬浴中に葉のそばで休みながら餌を見つめるゆうくんの水彩画
療養中のゆうくんを表現した水彩イラスト。食欲が落ちた日も記録に残しました。

8月28日|4粒から1粒へ。回復は上がったり下がったり

8月26日は4粒食べたのに、8月28日は1粒。元気もありませんでした。

この日を記録から消したくはありません。回復は、毎日きれいに右肩上がりになるとは限らないからです。昨日より食べる量が減ると、「また悪くなったのでは」と胸がざわざわします。それでも、一日だけの数字でそれまでの回復が全部なくなったわけではありません。

戻ったように見える日があっても、それは必ずしも振り出しに戻ったという意味ではない。同じ心配をしている飼い主さんへ、いちばん伝えたいことです。

8月28日|薬浴をいったん中断した日の記録

8月28日、元気が落ちた様子を見て、私は薬浴をいったん中断しました。当時は、長く薬の中で過ごす負担もあるのではと考えていました。

ただし、元気が落ちた原因が薬だったのか、その後の食欲の変化が中断によるものだったのかは、この記録では分かりません。「元気がないなら薬を休ませる」「同じ日数で中断する」という判断の根拠にはしないでください。薬の継続・中断は製品の用法と魚の状態に応じて確認する必要があります。

8月29日、30日|また4粒食べられた

中休みの翌日、8月29日は4粒。30日も4粒食べました。

28日の1粒で落ち込んでいた気持ちに、少し光が戻りました。やはり回復は階段のようです。一段上がり、ときには半段下がり、そこで休んで、また上がっていきます。

9月1日|「ごはん食べよう!」で、ぴゅっ

9月1日の朝、ゆうくんは寝ていて、餌を食べませんでした。

ところが帰宅後、電気をつけて「ごはん食べよう!」と声をかけると、ぴゅっと起きました。赤いギャラクシーの体をきらめかせ、フリフリ泳いで、いつもの食卓エリアで待機。

4粒食べても、まだ欲しそうです。朝は食べていないからと、もう1粒追加。5粒+💩。19日間でいちばん食べられた日になりました。そのあとも少し泳ぐ姿を見せてくれました。

声に反応して食卓エリアへ泳ぎ5粒の餌を待つゆうくんの水彩画
声に反応したゆうくんを表現した水彩イラスト。9月1日は帰宅後に5粒食べ、排泄も確認できました。

自分のベタの記録に使えるメモ

同じ粒数を目指すのではなく、その子の前日との違いを残すための書式です。測っていない項目や見ていない時間帯は、推測で埋めず「未測定」「未確認」と記します。

  • 日付・観察した時刻:
  • 水温・実際の水量(確認できたもの):
  • 餌の種類・与えた量・食べた量・食べ残し:
  • 泳ぎ方・呼吸・休む場所・呼びかけへの反応:
  • 目・ヒレ・体表の様子、排泄の有無:
  • 水換えや薬の使用など、その日に変えたこと:
  • 写真の撮影日時・相談先に伝えたい変化:

薬を使用した場合は製品名や実際の使用状況も記録し、相談時に説明できるようにしておくと経過を伝えやすくなります。

回復記録をつけてよかったこと

毎日の記録は、食べた量を競うためのものではありません。食べられない日に気づくため、良くなった小さな変化を見失わないため、そして判断を急がないためのものです。

  • 餌の粒数
  • 近づいてくるか、声に反応するか
  • 泳ぎ方と休み方
  • 目やヒレの変化
  • 排泄があるか
  • 薬浴や水槽環境を変えた日

これだけでも、あとから振り返ったときに「昨日と違う」が見つかります。心配で頭がいっぱいのときほど、短いメモが助けになります。

昨日より減っても、絶望しなくていい

底でじっとしていた日。飛び出した日。何日も餌を食べなかった日。4粒まで戻ったのに、また1粒になった日。そして、声に応えて5粒食べた日。

ゆうくんの19日間は、まっすぐな回復ではありませんでした。でも、下がった日を含めて、全部が回復の記録です。

今日の一粒が、明日の二粒につながるかもしれません。食べる量が減った理由は、粒数だけでは判断できません。泳ぎ方や体の変化も併せて見ていきたいと思います。焦らず、比べすぎず、その子の小さな変化を見ていく——ゆうくんが、あらためて教えてくれました。

ゆうくん、また食卓エリアで待っていてね。赤いギャラクシーのきらきらを、これからも毎日見せてください🐟️💙✨

※本記事は個体の飼育記録であり、診断・治療を目的とするものではありません。薬浴は製品の用法・用量を守り、症状が強い、長引く、判断に迷う場合は魚を診られる専門家へご相談ください。

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