赤いギャラクシー模様がきらきら光る、わが家のプラカットベタ「ゆうくん」。8月13日、いつもならこちらを見てくれるゆうくんが、水槽の底でじっとしていました。
そこからの19日間は、よくなったと思えば心配が戻り、食べられた翌日にまた元気が落ちる——そんな、まっすぐではない回復の時間でした。
この記事は「これをすれば治る」という治療法ではなく、7年間ベタを見てきた飼い主が、ゆうくんの小さな変化を毎日記録したものです。同じように「ベタが餌を食べない」「薬浴をいつまで続ければよいのだろう」と悩んでいる方へ、昨日より食べる量が減っても、すぐに絶望しなくていいことを残しておきます。

8月13日|底でじっとしていたゆうくん
最初の異変は8月13日でした。ゆうくんは水槽の底でじっとして、いつもの元気がありません。
水槽の環境を見直し、別の水槽へ引っ越してもらいました。すると少しずつ動きが戻り、やがて水面に泡巣を作りました。泡巣は必ずしも健康の証明ではありませんが、そのときの私には「まだ力があるよ」と伝えてくれているように見えました。
8月14日|「バシャトン!」7年で初めての飛び出し
翌日、予定を変更して家に戻っていたときです。「バシャトン!」という、聞き慣れない音がしました。
水槽を見ると、ゆうくんがいません。飛び出していたのです。ベタを7年飼ってきて、初めてのことでした。幸い音に気づき、約30秒で水槽へ戻すことができました。
偶然家にいたこと、音が聞こえたこと、すぐ見つけられたこと。いくつもの偶然が重なりました。元気がないときほど思いがけない動きをすることもあります。改めて、水槽のふたや隙間を見直しました。
8月18日|ヒレがボロボロ、餌も食べない
飛び出しから数日後、ヒレがボロボロになり、食欲も落ちました。8月18日から、グリーンFゴールド顆粒で薬浴を始めました。
薬浴は魚の状態、水量、製品によって使い方が異なります。ここに書くのは、ゆうくん一匹の経過です。自己判断で同じ日数をまねせず、必ず製品の説明を確認し、不安なときは魚を診られる専門家や販売店へ相談してください。
「何粒食べたか」を毎日記録した
- 8月20日:2粒——何日ぶりかのごはん。自分から近づき、声をかけると食べました。
- 8月21日:3粒
- 8月23日:2粒——食べられそうでも、あえて控えめにしました。
- 8月24日:4粒+💩——排泄が戻り、食べたものを消化できている様子。白く濁っていた片目とヒレも回復してきました。
- 8月26日:4粒——もっと欲しそうでしたが、腹八分目で終えました。
「2粒だけ」と思うかもしれません。でも、食べられない日が続いたあとでは、その2粒が大きな一歩です。食べた数だけでなく、自分から近づいたか、声に反応したか、泳ぎ方や排泄はどうか。数字と一緒に様子を残すことで、小さな変化が見えやすくなりました。

8月28日|4粒から1粒へ。回復は上がったり下がったり
8月26日は4粒食べたのに、8月28日は1粒。元気もありませんでした。
この日を記録から消したくはありません。回復は、毎日きれいに右肩上がりになるとは限らないからです。昨日より食べる量が減ると、「また悪くなったのでは」と胸がざわざわします。それでも、一日だけの数字でそれまでの回復が全部なくなったわけではありません。
戻ったように見える日があっても、それは必ずしも振り出しに戻ったという意味ではない。同じ心配をしている飼い主さんへ、いちばん伝えたいことです。
薬浴をいったん休ませた判断
8月28日、薬浴をいったん中休みにしました。長く薬の中で過ごすことによる負担も考え、ゆうくんの元気の落ち方を見て休ませる判断をしました。
また、抗菌薬は必要以上に漫然と使うと、薬が効きにくい菌を選び残す「薬剤耐性」につながる心配があります。ただし、途中で休むことがすべての魚・すべての薬に正しいわけではありません。魚の状態と製品の用法を優先し、迷う場合は専門家へ相談することが大切です。
薬を続けることだけが「してあげること」ではなく、観察して休ませることも選択肢になる。7年間見てきた経験と、その日のゆうくんの様子を合わせて決めました。
8月29日、30日|また4粒食べられた
中休みの翌日、8月29日は4粒。30日も4粒食べました。
28日の1粒で落ち込んでいた気持ちに、少し光が戻りました。やはり回復は階段のようです。一段上がり、ときには半段下がり、そこで休んで、また上がっていきます。
9月1日|「ごはん食べよう!」で、ぴゅっ
9月1日の朝、ゆうくんは寝ていて、餌を食べませんでした。
ところが帰宅後、電気をつけて「ごはん食べよう!」と声をかけると、ぴゅっと起きました。赤いギャラクシーの体をきらめかせ、フリフリ泳いで、いつもの食卓エリアで待機。
4粒食べても、まだ欲しそうです。朝は食べていないからと、もう1粒追加。5粒+💩。19日間でいちばん食べられた日になりました。そのあとも少し泳ぐ姿を見せてくれました。

体調管理のときに確認しやすいベタ用品
※以下には楽天アフィリエイトのリンクを含みます。体調不良時は用品だけで判断せず、魚の状態や製品の説明を確認してください。
水温の変化を確認する水温計
薬浴中や水槽を移したあとも、水温を数字で確認できると記録がしやすくなります。
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食べた粒数を記録しやすいベタ用フード
極小粒のベタ用フードは、何粒食べたかを毎日記録するときにも扱いやすいタイプです。
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水面近くで休めるリラックスリーフ
体力が落ちているときに、水面近くで休める場所を用意する選択肢です。設置後は泳ぎの邪魔になっていないか観察してください。
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回復記録をつけてよかったこと
毎日の記録は、食べた量を競うためのものではありません。食べられない日に気づくため、良くなった小さな変化を見失わないため、そして判断を急がないためのものです。
- 餌の粒数
- 近づいてくるか、声に反応するか
- 泳ぎ方と休み方
- 目やヒレの変化
- 排泄があるか
- 薬浴や水槽環境を変えた日
これだけでも、あとから振り返ったときに「昨日と違う」が見つかります。心配で頭がいっぱいのときほど、短いメモが助けになります。
昨日より減っても、絶望しなくていい
底でじっとしていた日。飛び出した日。何日も餌を食べなかった日。4粒まで戻ったのに、また1粒になった日。そして、声に応えて5粒食べた日。
ゆうくんの19日間は、まっすぐな回復ではありませんでした。でも、下がった日を含めて、全部が回復の記録です。
今日の一粒が、明日の二粒につながるかもしれません。昨日より減った一粒も、「今日は休みたい」という大切な合図かもしれません。焦らず、比べすぎず、その子の小さな変化を見ていく——ゆうくんが、あらためて教えてくれました。
ゆうくん、また食卓エリアで待っていてね。赤いギャラクシーのきらきらを、これからも毎日見せてください🐟️💙✨
※本記事は個体の飼育記録であり、診断・治療を目的とするものではありません。薬浴は製品の用法・用量を守り、症状が強い、長引く、判断に迷う場合は魚を診られる専門家へご相談ください。

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